夏の終わりに消滅した花のような彼女
Prologue
ブロックチェーンに刻まれた記憶
「──寿命の近いバーチャル・ヒューマノイドというのも、困りものですね」
とある離島で暮らすのは、夏の終わりに寿命を迎えるバーチャル・ヒューマノイドの少女と、そのマスターであるＡＩエンジニアの四宮聡史。残り短い日々のなかで改良を施すマスターだが、やがて二人の間には、お互いを想うゆえの感情によるすれ違いが生まれてしまう。
最期の日まで寿命に抗い改良を施し続けるマスターと、そんな彼の身を案じる少女。
「──どうせ最期ですから、私のことを死ぬほど暑くなるくらい抱きしめてください」
葛藤と後悔の末に迎えた結末のなかで、お互いが望んだ未来はあったのか。そうして、報われ、報われぬ想いの先に受け継がれた、二人が望んだもう一つの願いとは──？
これは夏に始まり夏に終わる、儚いヒューマノイドの物語。
About
1. 本サイトについて
本サイトは、DMM Cryptoが原作バーンホワイト・ウェイブとコラボして作成した謎解きサイトです。謎解きとブロックチェーンを掛け合わせた新たな体験をユーザーのみなさんにお届けいたします。
2. バーン・ホワイトウェイブについて
エンタメサービス開発の経験を活かし、クリエイターとのコラボレーションで新たな挑戦を進めるスタジオンパブリッシング（合同会社スタジオン）が、ブロックチェーンを題材とした文芸小説としてリリースした『バーン・ホワイトウェイブ―夏の終わりに消滅した、花のような彼女―』。本作は、Web3の技術を活用し「コミュニティの力で小説を届ける」新しい出版モデルのもと、制作されました。
